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俺の話しを聞けVol2 日本人は静かすぎる
 
 エジプトやリビアでは反政府運動で、国民が結集して怒りをぶつけている。中国でもネットを中心に動いているようだが、
 国の情報統制はかなり厳しいようで、燃え上がっては消えている。下手をするとまたその飛び火が日本に向けられる可能性すらある。
 私が中学生頃、日本も日米安保条約の切り替えの頃で、「安保闘争」に学生たちが集結し、さらにベトナム戦争反対など
 「反体制」が幅を利かせ、「中核」とか「赤軍」とはとにかくストライキも多かったし、国に緊張感があったような気がする。
 企業にしても当時は「国鉄」を筆頭に何かあれば「赤旗」を振って徒党を組んで反対。私が高校に入学した時も、
 「フォーク集会」をやるというだけで先生に周りを囲まれた思い出がある。
 「いちご白書」の詩ではないが、いつしか団塊の世代の中心が就職し、会社の中枢を担うようになってからか「ストライキ」とか
 「赤旗を振る」なんて行為が少なくなって最近では、「日航」の職員がストライキをちょこっとしただけでニュースになっている。
 今の国内の政治を見ると、民主党もマニュフェストにこだわってダムの話しを混乱させたり、財源もないのに無理やり強行突破
 しようとしたり、政治と金の話しもなし崩し。外交に至っては、子供の件より始末が悪い結果になってしまっている。
 残念なのは野党になった自民党も反対反対で、声を出すと「問責」だ。門性が通ると任命責任だと、聞こえてくるのが「政局」の
 事ばかりで、この国の将来の話しが国会から聞こえてこない。
 マスコミも真面目にとらえている番組もあるが、その場しのぎで、政治家が出てきてもパフォーマンスで終わってしまっている。
 私にもう少し勇気があればここ一番で立ち上がって、「国民は怒っているんだ!!」と街頭でやれるのだろうが、結局こんな
 ところでぼやいているだけ・・・・・
 今、本当に信頼できる人間がこの国の為に立ち上がるなら、ついていくし、デモでも、ストライキでも参戦してしまうんだが。
 もう忘れたかもしれないが、JRが「国営」から「民間」になってまず最初にしたのが「トイレの改革」。掃除ではなく、
 環境からすべて変えてしまった。国民の誰もが「国鉄」は変わったと見る目が変わった。分社化して新幹線の整備が行われ、
 青森から鹿児島まで新幹線でつながった。国を変えるってこんなことかもしれない。改めて当時トイレの改革を実行した
 人はすごいと思う。
 政治家先生も新幹線の「駅」をわけのわからないところに作って偉そうにするのではなくもっと壮大な計画で日本を変えてほしい。
 そうでないと本当にあちこちでストライキが起きてもおかしくない状態だということを知ってほしい。
 日本人は今、まだ、静観しているだけなんだ。
 
 
 
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