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俺の話しを聞けVol6 風が吹けば桶屋が儲かる
 
 こんな時期に言う話でもないが、その昔の落語に江戸には火事が多いということから、火事になると家が焼け、
 風呂屋が流行って桶が売れるという話(大体そんな感じ)今回の災害でとりあえず、防災用品を中心に乾電池や
 懐中電灯が売れ、特に今回は単一電池が異常に売れた。次がカップラーメンの類、ろうそく等々スーパーや
 ホームセンターは開店セールのよう勢いでものが売れていく。私の仲間でも多くは語らないが110%を超える
 勢いで売れていた。原発の関係では水が貴重な存在になり関西方面から東京に送るなど信じられない現象が起きていた・・。
 今回の災害は、かなり広域な範囲で起きたために復旧、復興にはまだまだ多くの時間がかかるためこれからも情報に
 よって売れるものが変わってくると思われる。すでに復旧にかかわる公共事業関係の土木建築関係は被災地以外の地区から
 かなりの機材や人間が投入されており、表現は悪いが特需が発生している。
 計画停電はいったん終了したが、これから迎える夏に対しては、まだ未知数だ。冒頭の話しに戻れば、どんなものが売れるのか?
 今から手配できるものを確保しておけば不謹慎だが「特需」にあずかれる。世の中がどうなるのかといえば、工場関係が長い
 休みを取ってくる。したがって夏休みの動きが従来と変わってくるので、行楽地でも長期滞在型の機能を要求される。
 海は津波のからみもあるので山の上の涼しい所など、会社勤めもあちこちで節電になるので背広は持たなくなるので必然的に
 クールビズスタイルになる。うちわや扇子はかなりの勢いで売れるはず。スーパーや何かのイベントでうちわを配れば
 間違いなく喜ばれる。家庭では窓を開けて生活するので蚊取り線香や「虫コナーズ」などの防虫商品、加えて雨戸を閉めないで
 寝るときの防犯グッズ・・・。
 少し考えただけでもいろいろ出てくる。
 他人の不幸に付け込んで「儲ける」というのは問題があるが、「お客様の必要に答える」ことは商売にとって必要だ。今回の
 災害に対してもどう対処したか、予想できないことをどう取り組んでいくかが今後の危機管理にとって必要な課題だ。
 少なくとも復興には時間がかかる。便乗して何か新しい事を創めるのではなく、今までのことをきちんと見直して、
 予想される世の中の経済活動に自分としてどう取り組んでいくのかを組み立てるのが幹部の仕事だ。
 くれぐれも「桶屋がもうかっているから今から桶を作ろう」なんて発想はしないように!!
 
 
 
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