トップページへ
業務概要
商品紹介 パートナー情報 物流拠点 俺の話しを聞け! 企業情報
 
Home > 俺の話しを聞け! > 俺の話しを聞けVol10
 
俺の話しを聞けVol10 我が家の漫画喫茶?
 
 ここのところ、政治向きの話しや震災の話題ばかりで飽きてきたところだと思うので、趣向を変えて、
 漫画のお話し。我が家の漫画コーナーには、基本的に全巻完結のコミックばかりを揃えていて、
 読んで大したことが無かったものは、すでにどこかへ消えてしまったので現在は約50タイトルくらいの
 蔵書になっている。あらためて調べてみたら冊数の多いのが『ミナミの帝王』で全94巻、そのあと『三国志』60巻、
 『ゴルゴ』60巻(現在進行中)『明日天気になあれ』58巻などが続きます。なかなか終わらないのが『島耕作』
 シリーズで、最初は課長から始まって現在は社長シリーズが8巻まで、途中からさかのぼって、ヤング(新入社員当時)・
 主任・係長シリーズ(最近1巻目発売)がそれぞれ4〜5巻くらいの感じで出ています。作者の弘兼賢史氏いわく、
 最初の課長シリーズも当初は単発で読みきりで考えていたようで、さらに今ではシリーズとは別枠で「地球経済学」や
 「成功方程式」など私が持っているだけで6冊は出しています。(ただ現在は全シリーズ貸し出し中で棚が空いている)
 作者的には弘兼氏やちばてつや氏などが好きだが、徳に面白いと思っている作品が、本宮ひろ志氏の『国が燃える』という
 漫画で全9巻のコミックだが、話しのストーリーは、昭和2年くらいから終戦(昭和22年くらい)までの満州がおもな舞台。
 太平洋戦争がどうして起こり、どうして負けたのか、本多勇介、石原莞爾、蒋介石など実在の人物が物語を繰り広げるが、
 日本の教科書では絶対に教えない話し。満州鉄道の歴史、張作霖の野望、若かりし毛沢東・周恩来の活躍など、
 教科書では年表に数行書かれているくらいの出来事をリアルに表現している。あらためて年表を見返し、当時の政治、
 軍部の位置づけ、満州鉄道の話し、満州事変からのいきさつなど、漫画の世界と史実をどう繋げるか考えさせられる作品。
 興味のない人にはほとんどつまらない作品だと思うが、日本の近代史・中国の近代史を理解するには最高の作品だと思っている。
 自分自身この作品に出会えて良かったと思っているし、知らなかった世界に目覚めさせてもらった。残念ながら今この漫画を
 全巻入手するにはかなり大変だと思うが、機会があったら是非読んでほしい作品だと思っている。実はこの後今はやりの 
 「池上彰」氏の『よくわかる中国』などを読むとさらにこの時代の中国の近代史がわかりやすく入ってきて、今の日中関係が
 どうしてこうなるのか、日本の戦後教育はいかに戦争を美化しているか、日本人は歴史を勉強しなすぎだということがわかる。 
 漫画の話しなのにかたくなってしまったが、冒頭にも書いたが約50タイトルの漫画は今でも順番に読んでいて、少ない作品でも
 3回くらい、10回以上読み返している本もある。当然ストーリーは知っているのだが、読むタイミングやその時点の自分の 
 心境で読み方が変わる。自分の転機や、何か事があると読み返しているのが「手塚治虫」氏の『ブッダ』かもしれない。
 内容はお釈迦様の生誕から「人は死んだらどこへ行くのだろう?」という疑問から修行に出て様々な階級制度の中で 
 お悟りを開き、布教、そして涅槃に入るまでの全14巻だがわかりやすいし、全く宗教クサク無いので一度は読んでみると
 いいですね。 
 最近の作品はあまりないのですが、うちの娘などは『ワンピース』とかを読んでいて(私は一度目を通した程度)この作品は
 今や全世界で読まれているようで、いわゆる『アニメ』という世界になると思う。別にこだわっているわけでもないが、
 アナログの私にとっては『アニメ』という感覚はどうもついていけなくて、ときどき古本屋に行っては昔懐かしい作品を
 全巻シリーズで大人買いするのが楽しみです。
 皆さんの中でお勧めの作品があったら教えてください。棚が狭くて置くスペースが無くなっていますが、
 頑張って大人買いしますので。
 
 
 
 
LS Net Co.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED.