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俺の話しを聞けVol13 "シナリオ"
 
 3.11以降、この国の形が国内・国外からも問われている。
 が、復旧、復興のめども原発の処理問題も、それこそ義援金の支給についても3ヶ月経った今も進んでいないし、方向性すら
 定まらず、いまだに10万人以上の方が被災地で暮らしている。日本は法治国家である限りすべての動きが「法律」に則って
 機能すべきであり、しなければならない。そのための立法府が国会であり、その機能を司るのが政治家のもっとも大事な
 仕事であり、崔優先順位の課題である。はずだ。
 リーダーシップを辞書でひも解くと、「知性と情熱を兼ねる高度な精神・危険を顧みず自身の行動に責任を負う勇気・
 不確実な事態における洞察力・洞察に基づく具体的な行動する決断力」心理学的に言うと「集団目的の達成における集団の
 活動に影響を与える過程と定義される。一般的には集団の指導者によって発揮される影響力を言う」らしい。
 今回の震災を予測した人はいない。いたとしても申し訳ないが当てずっぽうでたまたま当った程度のことだろう。
 もちろん解決策の答えなどどんな教科書にも書いていないし、危機管理マニュアルにしても想定外の出来事だ。
 指導者の存在価値の一番重要なことは、まさにこういった事態に遭遇したとき、どういった態度をとるのか?みんなを
 どう導いて行くのか?しかも納得のいく方向をいかに示してあげるかだ。そのためには、今すぐ処置すること(応急手当)、
 これ以上悪化させないこと(維持)、将来を見据えて次に進むべき方向を示す(シナリオの提示)ことが出来ることだ。
 応急手当と現状維持は現場で出来る。出来るように準備(教育)しておく必要がある。が「シナリオ」は誰でも簡単には
 描けない。今後起きうる事態の予測、いま機能しうるチームの戦力の把握、周辺の状況、競合の動き、持ちうる資源(人・
 モノ・金)、経験・・・。すぐに判断できることもやって見なければわからないこともたくさんある。それだけに
 「シナリオ」は重要な意味を持つ。今国会でもめている「管おろし」は非常ににっともない話だが、要はトップが
 「シナリオが描けなかった」こと。シナリオが無いままにいくつも組織を創り、様々な機能が右往左往してしまったことが 
 最大の失態の原因だということだ。
 危機対応に限らず、トップは会社運営に関してストーリーを考え、部下に伝えるときは、わかりやすい「台本」を
 渡してあげることだ。間違えても「そんなことは現場で何とかしろ!」では会社はどこへ行ってしまうかわからない。
 不確実な時代であればあるほどその必要性を再認識しよう!
 
 
 
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