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俺の話しを聞けVol23 安全
 
 中国の高速鉄道の事故・事故処理の問題が話題になっている。確かに日本んお新幹線技術は創業以来50年近く、
 安全神話を保っている。これは事故に限らず、故障やトラブルに関しても、「まず止める」という安全最優先の考え方が
 浸透しているからだろう。経済を優先すると、必然的に事故を最小限に見積もって対処療法でなるべく早く処理し、再稼働が
 急がれる。今回の中国の事故も単純に避雷設備の欠如から始まっている。総延長8400kmまであると、スタート時点から取り
 付けていれば大したコストにもならないが、改めて取り付けるとなると莫大なコストがかかる。雷が落ちるのは確率の
 問題ではあるが、過去にも4〜5回落ちて問題にはなっているようで、少なくとも次に落ちたらどうするかという対策は
 なされていないと、事故は確実に再発する。ただ、日本も人の事を言っていられないのが今回の原発問題で、振り返って
 みても3.11以降政府、東電、保安院それぞれ食い違った発言をしているし、いまだに足並みが揃っているとは思えない。
 これも原因は「原発は絶対安全」安全でなければいけないという妄想の上に成り立っている根拠があるから起きる問題で、
 「事故は起きる、起きたらとりあえず止める」という高速鉄道の考え方とは違っている。思い起こすと原発事故が起きて
 間もなく東電は福島原発の事故処理が終わったら再稼働を考えていた。廃炉なんてことは全く考えになかった。なぜなら、
 彼らの頭の中には「安全なんだ」ということしかないのだから。よく考えると、初期段階で廃炉を前提に東電が処理して
 いればここまでひどい事にならなかったとも考えられる。結果的にどんなことでも安全を置いて経済を優先すると、ろくな
 事にはならないということです。弊社でも少し前、ある事業をそっくり受け入れたことがあります。当時のドライバーは、
 皆さん一生懸命で、良く働いてくれました。時間も長く、走るスピードも法定速度という感じではありませんでした。
 受け入れ当初はこちらも状況が理解できていないので、「ひたすら走る人」と「安全を訴える人」なので話しは食い違って
 しまい、事故も多発するし、多くの退職者を出したりしました。どんな企業でも安全を優先するのは当たり前です。
 しかし、お互いの安全に対する基準を明確にし、さらに実行する人たちにその環境をきちんと与えてあげること。そして
 安全に対する評価をしてあげることが重要です。配車係りはもっと走れ!頑張れ!、評価する人は何で事故を起こすんだ!
 誰も事故をしてくれと頼んでないぞ!とやったのではドライバーはやってられません。
 「安全」を確保するには多少のコストは必要です。しかし「安全」を確保できるとコスト以上の見返りがあります。事故が
 減ります。燃費が良くなります。車が長持ちします。修繕費が減ります。消耗品(ブレーキパッドなど)が長持ちします。
 ドライバーのストレスが無くなります。配送品質が上がります。誤配が減ります。会社の信用が高まります。
 保険料が減ります・・・・・
 まだまだメリットはたくさんあります。
 もう一度自社の「安全」を真剣に考えましょう!!
 
 
 
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