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俺の話しを聞けVol31 ロイヤリティー
 
 直訳すると忠誠心とかになるのでしょうか。会社で言うと会社の社是や規則に忠実に従うということ。国でいえば憲法を
 守り自国に誇りを持って暮らしていくということになると思います。3.11の震災以前からどうもこの国に信用が
 おけなくなってしまった。特に政治家が自民党時代からの悪しき慣習の撤廃を望んで民主党を選択したにもかかわらず、
 前よりも悪くなってしまったような気がするのは私だけではないのではないだろうか?その極みが3.11大震災の処理。
 震災の瞬間は何となく国民一丸となって!!と張り切っていたのだが、やっていることは政局と官僚と政治家のだまし合い
 みたいなことになって、民間の努力だけでここまで来た感じ。挙句の果ては世界から馬鹿にされ、円高の対応もまったく
 できず、半年過ぎて民間の大手企業から順に確実に海外シフトが始まった。冷静に考えれば「超円高」「電気を中心に
 資源の不足」「法人税」その他もともとの政策がとてもじゃないが、企業を守る環境にはなっていない。現在は台湾を
 はじめ、アジアの各国が企業誘致の政策を掲げ、かなり有利な条件を提示してきている。これまでの日本の大手企業は
 「国に守られている。」「国とともに発展していく」という大きな目標や支えがあったから多少の苦難や危機にも対応して
 きた。ところが現在政府がやっていることは、大企業にとっても中途半端、国民にとっても中途半端、自分たちのことだけは
 真剣に守るという時代錯誤も甚だしい動きしかしていない。
 こんな政策なら誰だって自分を守るためには、それなりの環境を探して出ていくのはやむを得ない。
 会社でも国でも「ロイヤリティー」というのは、大きな柱があってそこは変えない。ただその柱を守るためにお互いに協力し
 合い助け合うから意味のあることになる。社員だけに求めても会社がやることをやらなければ柱は倒れてしまう。
 今日本は国民のロイヤリティーに頼り過ぎている。過去から形成された素晴らしい「心」や「魂」が日本を支えている。
 政治家はそのことを理解しこれからも素晴らしい「日本のこころ」を守っていく政治に向かってほしい。
 
 
 
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