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俺の話しを聞けVol33 ダッチロール
 
 飛行機が運行中八の字を描くように右往左往する現象のことだ。
 最近の民主党のやり方を見ているとまさに素人のパイロットが大型機の運転を初めてしているようで、危なっかしいという
 よりは危険でとても乗っていられないという状況だ。震災の処理もお粗末というか7ヶ月も経っているのにいまだ先が見えない。
 責任を取るかと思えば擦り付け合いとその場しのぎの交代で目先を変えているだけで。国民全体で痛みを分かち合おうと誓った
 はずなのに、自分たちだけは6ヶ月だけ50万円下げてほとぼりがさめると、さっさと歳費を戻している。今朝も八つ場ダムの
 問題がテレビで扱われていたが、マニュフェストに掲げてあるからという理由で、2年間で4人大臣が変わるたびにやるやらないの
 議論。そのたびに地元住民は決まらない政策に翻弄されている。マニュフェスト通りやるなら国会議員の定数削減、事業仕訳に
 よる改革等々目いっぱい書いてあることを実行してください。ということになる。政府がおっかなびっくりの政策ばかりやるから
 大手の企業は皆さん日本から逃げ出していく。結果的に法人税を上げても外国資本は入ってこなくなるし、たばこ税と一緒で
 総額は減ってしまう。まさに負のスパイラルに陥る状況が目に見えている。年金の問題も小手先を変えるだけなので持っても
 あと数年。私の孫が60歳になる頃には、今のままでは到底対処できないことはわかっているのに手が打てない。
 私も以前の会社で「長期経営計画」を立てる部署を立ち上げた事があるが、当初は1年先の事もわからないのに、5年先10年先を
 見ることなど出来るわけがないと思っていたが、少なくとも確実に分かっている事はいくつかあった。それは「今働いている人は
 1年経つと1歳、10年経つと10歳年齢が上がるということだ」当たり前の事だが、今の政府はこの当たり前の事さえ無視して
 政策を立てようとしている。人口問題も統計上出ているのに対応しようとしていないのだ。
 終戦後昭和の時代は右先上がりの時代だった。土地は限られた資源だから確実に上がるもの。人口も増えて消費者物価指数は
 上がることが前提などで当時の不動産契約書には必ず反映されていた。誰もが明日は明後日は確実に今日より良くなると信じて
 生活していた。世の中のシステムが右先上がりの様に出来ていた。サブプライムローンにしても明日は値段が上がる事を前提に
 していたシステムだ。中国もあと数年後から急激な高齢者社会になることはわかっている。世界は今危険な状況になっている。
 大きな嵐が吹き荒れ始めているのに、とりあえず無風状態の日本がダッチロールを繰り返している。ユーロの危機も迫っている。
 見えない先とはいえ、見えてくることがたくさんあるのに安定運行できない政治はいかがなものか?
 今きちんと運行できる体制を作ることが最大の課題であるはずなのに。
 
 
 
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