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俺の話しを聞けVol34 国家戦略 |
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最近の日本の政治をみているとほとんど目先の問題に終始していったい誰が将来の日本を考えてくれているのかわからない。 |
先週の日曜日から始まった「南極大陸」?の番組宣伝を見ていると、「日本がいつまでも敗戦国になっているわけにはいかない」 |
「日本人は夢を持たなければならない」という気になってくる。貧乏でも夢にわずかなお金をかけてみる。そんなまとまりが |
絆がなって南極船「宗谷」を南極に送り出す話だ。番組を見ると財務省の人間が、「夢では腹は膨らまない」と予算を却下するが、 |
「夢」とか「希望」が無ければ人間は動かない。宇宙科学の予算にとやかく言った大臣も「はやぶさ」が7年かけてイトカワから |
帰還したら、国民が歓喜し何も言えなくなった。今やらなければならないことと100年先を考えることの両立は難しいことだが、 |
明確な目標があればみんな納得するはずだ。(いかなる場合でも全員が賛成という事は無いと思うが) |
国家のもっとも大事な仕事は、憲法の前文に掲げられている。 |
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日本国民は、政党に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和に |
よる成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起こることのない |
やうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な |
信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを |
享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これらに反する一切の |
憲法、法令及び詔勅を排除する。 |
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の |
公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を |
地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、 |
ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。 |
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、 |
普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立とうとする各国の責務であると信ずる。 |
日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。 |
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国家が安定することとは、個々の日本人が国の将来をある程度予測でき、その目的のために今、自身が何をすべきか理解し、 |
自身の義務を全うし権利を主張する。国家はその将来の目標のために継続的に英知を集め、国民一人一人の生活を守る最大限の |
努力をする。そのための租税であり社会保障制度でなければいけない。間違えても権力者の少数の利益のためや政争の道具に |
してはいけない。 |
話しは大げさになったが、会社組織でも考えなければならないことは同じ。 |
経営者は会社の「理念」「経営姿勢」そして中期・長期計画を立て従業員に示す。そしてぶれないこと(但し環境の変化、 |
経済の変化には都度対応)従業員は会社の考え方をそれぞれの立場で理解し、仕事に活かしていく。 |
これがすべてうまくいけば問題はないのだが・・・。 |
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