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俺の話しを聞けVol46 国家予算
 
 先日東電の社長が電力会社の値上げは権利だとかほざいて通産大臣がそんな話は無いと弁護していたが、考えてみれば
 「国家予算も半分以上は国民からの借金で賄っている。」とはどのマスコミも書いていないが、90兆円の予算のうち
 税金で賄えるのが43兆円。残りが国債となっているが国債の原資は銀行が国民の預金から賄っている。当然破綻すれば
 負担は国民となれば、どう考えても国民がお金を出しているのと一緒だ。今年になって国会が始まり、野田首相は

 ネバーネバー・・・と声高らかに増税を不退転の覚悟で実施するという。不退転が自分たちの節約で増税は出来る限りだろう!

 全く逆な発想の中で物事が進んでいる。予算の事も税金からではなく借金からなので、どっちに転んでも同じような気もするが、
 議員の歳費についても「今でも足りない」って国民はギリギリ汗水流して稼いだお金の中でどうやって暮らしていくか考えて
 いるわけで、足りないから給料を上げろとか、足りないからお客様に料金を上げろとか簡単に言えないわけで、自分たちは
 工夫も努力も無いなんてのはもってのほかだ。議員定数にしても衆議院が480だからキリのいいところで80減らすと
 決めただけで何の根拠もない。80減少、本当は100減でも200減でも良いわけで、どこかごまかされている。
 以前にポートランドに行ったとき、国会議員では無いが、50万人都市の議員の数は市長1名と他3名だけ。密室や馴れ合いに
 なることを恐れて議事堂は4人の議会場を何百人の公聴者が観られるようなスタイルになっている。もちろん日本と歴史も

 文化も違うので一概には言えないが、要は「最低何人必要か?」という論議になればいいわけだが、そういう話は聞かれない。

 政治の批判ばかりしていても今や悲しくなるばかりで、何の生産性も無いので、自社を振り返ると、わが社は原則ノルマとか
 何でもかんでも昨年対比を上げろとか言う事はしていない。会社にとって必要な売り上げをいかに効率良く稼いでいけるかを
 考えてもらう。無理の中に幸せは無いし、楽しくもない。今わが社を利用してくれているお客様にいかに満足していただき
 継続してくれるかが、最大の営業になると信じている。私が先方の社長に偉そうに物流システムを語っても現場のドライバーが
 荷物の扱いが悪ければ、挨拶もろくに出来なければ何の意味もない。お客様はわが社の車を見、走り方を見、挨拶や納品の
 仕方を見て、また使ってやるか!と判断される。
 国家予算が本来、国民の幸せのための配分として使わなければならないように、企業も従業員がお取引先様が幸せに
 暮らせるような予算が組めればいいですね。
 
 
 
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