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俺の話しを聞けVol47 「ヤル気」
 
 最近見たテレビCMでお父さんと娘が登場して、お父さんが娘に「お前の将来の夢は?」と聞く。そして娘に「お父さんは?」と
 聞かれてお父さんが一瞬言葉を失って「お父さんは・・・」とぼかして考えさせるシーンがある。確かどこかのカード会社の
 CMだと思ったが、私も今年58歳。大手や公務員なら会社から「定年後の暮らし方」や「年金生活のガイド」などという
 さびしい案内を受けて悩むどころか、あきらめの生活を送っていたのかもしれない。昔を振り返る気は無いが、自分がまだ

 20代の頃は定年だとか年金だとか考えた事も無い。当時は労働組合の執行部もやっていたので、色々考えなければいけない

 立場だったし、それなりの知識も他の人より勉強していたはずだが、その時点で30年40年後の自分の姿なんて思いもつかないし、
 今を生きることで精いっぱいだった。
 人間が何か頑張れるというのは、将来に夢が持てたり、はっきりした目標があったりするからだと思う。山に登るとき
 当然頂上を目指す。そこには素晴らしい景色があったりするが一番は達成感だ。マラソンもゴールや目標タイムがあるから
 苦しくても何とか走り切る。受験勉強もいい大学に入っていい会社に入社して安定した暮らしがしたいと思ったり、設備が
 しっかりした学校で研究してみたいとか人によって様々だが、何にしても夢や目標が苦しさをはねのけてくれる。
 冒頭のCMを見たとき、私も一瞬「自分は?」とドキッとさせられた。ともすると「あと何年」みたいなカウントダウン

 方式になってしまいがちな年齢になってしまっているが、自分は10年くらい前から、自分の小さな夢を持っている。

 カッコよく言うと「自分の財産(今もないしこれからもたいしてないが)は自分の子供たちにはあげない。多少でも
 残ったら近所の公民館の建て替えの資金にしてもらいたい」(実は昔は小田原に演劇会館を作りたかった)ということ。
 出来ればその金額は多ければ多いほどカッコいいかな!と思っている。別に人の為とか、地域の為とか慈善的な考えは
 ほとんどなくて、当然名前も残る必要もないし、誰からほめても欲しくない。自分の生きてきたお返しが具体的に
 どう出来るかが大事であって、そこに目標を置く事で自分に「ヤル気」も出てくる。
 おそらく若い幹部の人たちは、部長にんなりたいとか役員になりたいとかって目標を持つかもしれない。その事は悪くない。
 ただもっと大事な事はそうなったらどうするのか?その先自分の人生はどうしていきたいのか。をきちんと持っている
 ことだと思う。会社の役職なんてのはゴールでなくてスタートです。自分のモチベーションを高めていくコツは、いつでも
 スタートラインに立っている自分の姿を描けるかどうかではないでしょうか?
 
 
 
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