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俺の話しを聞けVol48 「年金考」
 
 政権が変わる以前から年金制度については、国会で常に問題になっている。どう考えても日本の人口が必ず増え続け、資金の
 運用利回りが必ずプラスになっていくことが前提の構造になっているので、人口が減り続け、資金の運用もままならない状態
 では、どれだけ論議しても納得いく回答は得られないのは明白だ。なのに50年も先の消費税率をここでもめてみても机上の
 空論にもならない。そのために貴重な国会が空転している状況を見ると、この国の政治家や官僚というのは誰のために存在して

 いるのか、それすら疑問に思えてくる。冷静に考えて、そもそも年金という考えは、ひとが生まれて成長し親の庇護から離れ、

 自分で稼げるようになった段階で将来に向けてある意味国にお金を預け、働けなくなった時にせめても自分ひとりは、お国が
 面倒見ましょう!というシステムだ。自分がいくら払いこんで、いくらもらえるかは、いつ死ぬかでも変わってくる。寿命が
 短くそれこそ60代、70代でころころ亡くなってしまう時代は、払う人が多くてもらう人が少ないので成り立っていた。
 今は誰rもが払った分ももらえないと思っているので若者の多くはそれなら貯金の方がいいやと思うのが自然。(払いたくても
 はらえない人もかなりいるようだが)ドイツのシステムは、働いていた時の給料の8割が年金で支払われるというシステムらしい。
 したがって多くの貯金を必要としない。住宅も原則100年住宅なので借りることが多い。生きているうちに必要な分だけを
 シェアーする。日本は残念ながら自分の代に家を建て、自分の裁量で返済し、亡くなると立て替える。老後はそんな心配も

 あるので必死に貯金する。国民の貯蓄率が高いのは国が自分を守ってくれないからで、そういう背景を考えないで7万円もらえる

 だとか、多くもらったもらわないで論議している。まず基本は国が国民を生まれてから死ぬまで面倒みてくれるか?だ。もちろん
 権利があれば義務もある。この両方が成立して初めて成り立つ論議だ。義務を果たすことを前提で考えれば、どう守るかの内容に
 なってくる。定年が60歳から65歳ということは基本的にそこから普通の人は収入が無くなる。無くなるが世の中の付き合いや
 支出は早々減らない。人の人生をざっくり切ることは出来ないが、65歳から75歳、75歳から85歳、それ以上くらいに
 三段階の年金制度を考える。ローンや返済の終わった住む場所がある人、家はあるが家賃やローンの返済がある人に分ける。
 例えば、80歳で貯金が3000万円ある人はなぜそんなお金を持っているか、持っていないといけないか、国が信用できない
 事もあるし、自分の子供に生前贈与したら見てもらえなくなるかもしれないという不安からとにかく手元にお金を置いておく。
 亡くなってから子供たちが寄ってたかって財産を奪い合う。どうにもならない悪循環が起きる。85歳以上の人は何があっても
 面倒を見てあげるというシステムがあれば、そんなお金はどんどん国庫に入れてしまうべきだ。要は必要のないお金は罪悪だと
 いう認識が出来れば、どんどん使って経済を回す。国の補償がしっかりしていれば無駄な貯金も無くなる。ただしそれを預かる
 「国」がよほどしっかりした人材と管理体制が出来ていればの話だが。
 
 
 
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