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俺の話しを聞けVol66 「資料は誰のために作るのか?」
 
 私も若い頃(今も若いが)上司から会議資料だとか何だとか言って資料を作らされた思いがある。その都度何でこんなもの

 作らされるのだろう?いったい誰が読むのか?何の役に立つのか?と疑問を持ったこともしばしばだ。

 また運よく?始末書の類は欠かされたことが無いが、これまた上司の言い訳ぐらいにしか思えない行動の一つだった。

 そんな歴史もあってわが社では提出物が少ない。会議が無いので会議資料も無かったが最近人数も増え組織もいささか
 大きくなってきて、多少は文章で残しておかないといけないことも出てきた。さて、そういう教育をしていないので、
 いきなり『これこれの資料』を作ってくださいと言っても、出された資料を見るといかにも私の為に作られている。
 というか作れというから作ったという感じがする。自分の考えを文章や表にまとめるという行為は非常に大事なことだ。
 今までは何となくわかっていたことが文字に起こすことで明確になってくる。ただ肝心な事は、上司が満足する体裁の
 いいものではなく、その資料が次に繋がるものでなくてはならないということだ。どちらかと言えばまず自身が納得し、
 部下に対しての指示書になることが大事だ。
 やらされる感からの脱皮をしないと、会議の為の会議、資料の為の資料に終わってしまう。せっかく貴重な時間を割いて資料を
 作成するのだから、その資料で会社の何かの数字が変わらなくてはいけない。始末書にしても「ごめんなさい」ともっともらしい
 言い訳を並べることより、再発防止にどう役立てるかが大事な事で、決して両者の自己満足で終わらせてはいけない。
 資料を作成する方もさせる側もお互い貴重な時間を割いて行う行為なので、「きれいなもの」を作るのではなく、
 「使えるもの」を作りましょう!!!
 
 
 
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