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俺の話しを聞けVol77 「冬支度」
 
 11月に入り急激に朝晩の冷え込みを感じるようになりました。先日あわてて嫁さんに頼んで毛布を出してもらい、

 冬物の長袖や上着を衣替えしました。

 今年は復興需要も手伝って何とか景気も上向きになる予測を立てていましたが、景気は良くなるどころか、

 尖閣諸島の対応を巡り、中国とのいざこざがここまで経済を揺るがすとは考えもつきませんでした。
 政府の無策のせいにする気もありませんが、ここまでひどいと一言でも二言でも言いたくなるのは
 私だけではないと思っています。

 景気とは「気」だと言われます。国民の気持ちが将来に向けて安心で夢が持てるというだけで、

 消費もだいぶ変わってくると思います。会社の収益や環境は大きく変わっていますが、個人の収入は多少は下がっても
 普通にしていれば半分とか、にはなっていないはずです。
 なのにみんなが消費を控えるというのは「気持ち」の高揚がないからです。
 個人的にいえばバブルの頃の収入より今の方が上がっているし、逆に子供の教育費なども無くなっているので、
 使える金額は増えているはずなのに、将来が不安になるので使えない。明日の事がわからないのでとりあえず貯蓄を
 考える生活になってしまっています。
 「あの頃」は借金も怖くなかったし、欲しいものはとりあえず買っていたような気がする。
 冷静に考えても今の方が収入は上がっている・・・「あの頃」は良かったとしみじみ思う・・・。
 いったいこの差はどこにあるのだろうか?おそらくバブルの時代を過してきた人ならそう思うだろう!
 景気は「気」だけで変わるものなのに、明日が読めない。明日に期待が出来ない世の中。政治の世界は解散を狙って
 様々うごめいている。国民はどこにもいない世界で、企業の活動も否が応でも冬支度をしないと持たない気がしてくる。
 そうなれば当然投資もしなくなる。ますます活動が遅くなる。先日銀行の支店長と話していて、
 とにかくお金を借りてくれる企業がめっきり減った。日銀がいくら金融緩和をしたところで、
 借り手がいなければ話しにならない。
 しばらく春はきそうもないことを予定して冬ごもり。
 とはいえ、維持ばかり考えていては、落ちて行くばかりだという事もわかっているのだが・・・。
 
 
 
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