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俺の話しを聞けVol92　「イメージ」

　マネージャーとか係長以上の役職の人が仕事をする際、大事な事はいつまでにやるかという事を決めることだ。仮に上司の

　指示で１週間以内と指定されたら仕事のボリュームにもよるが、他の仕事との関係もあるが、自分の目標は３日以内で

　完了させるスケジュールを立てる。そしてすぐに目先の事に手を付けるのではなく、最終のカタチをイメージすることだ。

　中身は何もなくてもいいので例えばどんな報告書の様式になるのかとか、求められたカタチがどんな風になるのかを想定する。

　要は上司に報告に行く時の自分の姿を想定することから始める。よくあるのが、すぐに取りかかって一生懸命取り組んだが

　時間切れで中途半端なものになってしまったり、プロセスは良いが結果が出ていなかったりと努力が報われないことがある。

　「大変よくできました」と「頑張ったでしょう」は意味が違う。

　小学校の時はそれでも良かったかもしれないが、社会人は出来て当たり前。内容はもちろんだが、時間を守れる事も

　重要な使命だ。さらに上司にも部下にもわかりやすい。「指示書」にならなければならない。私達の仕事は大学の論文を

　書く事ではない。如何にその「指示書」によって会社の利益を想像できるかだ。

　仕事をイメージすることは何も報告書の提出や指示に対応するだけではない。日頃自分の受け持つ範囲の仕事の理想像を

　描く事だ。プロのスポーツでもテレビなどで見ていて、「へたくそ！」なんて思う事がある。他人の事は良く見れる。

　ゴルフをやっていても他人がチョロを打ったりすると、ヘッドアップしたとか、スイングが早いとかわかるように、

　自分の動きを第２の自分で見ることだ。自分なら出来るではダメで、自分も含めて理想のカタチを想像できる訓練を

　日頃からしておくべきだ。