トップページへ
業務概要
商品紹介 パートナー情報 物流拠点 俺の話しを聞け! 企業情報
 
Home > 俺の話しを聞け! > 俺の話しを聞けVol94
 
俺の話しを聞けVol94 「吉展ちゃん誘拐事件」
 
 「1963年3月31日、東京都台東区入谷町の村越吉展ちゃん(当時4才)が自宅前の公園に遊びに行ったまま行方不明となった。

 まもなく村越家に数度に渡る身代金要求の電話が入る。4月7日、犯人指定の「品川自動車」に母親(当時28歳)が

 身代金50万円を持っていくが、吉展ちゃんは戻らず、身代金だけが奪われた。

 65年、迷宮入りかに見えたこの事件の捜査に平塚八兵衛らが投入される。以前から容疑者の一人だった元時計職人・
 小原保(当時30歳)のアリバイ崩しに成功し、自供させた。
 それによると吉展ちゃんはすでに殺害されていたことが判明。荒川区にある円通寺墓地にて遺体が発見された。」
 というのが事件の全容だ。

 実は昨日、東京龍馬会の史跡探訪で、南千住から北千住にかけて、松尾芭蕉の奥の細道の出発点や、「やっちゃ場」の

 名残がある街並みを半日歩いてきました。

 円通寺は寺伝によれば、791年(延歴10年)坂上田村麻呂によって開かれたと伝えられる。
 明治維新の折、1868年(慶応4年)に行われた上野戦争で亡くなった彰義隊の隊員を現在、上野公園の西郷隆像がある
 あたりで、この寺の住職が火葬を行っている。
 そのため、この寺には火葬を行った場所の近くにあった上野寛永寺の総門(黒門)が移築され、無くなった彰義隊の隊員の
 墓もある由緒ある寺で、私達の本来の目的は移築された黒門や彰義隊の墓参りだった。
 黒門の横に吉展ちゃんが発見された場所があり、現在はお地蔵さんが建立され、どなたかが生花をあげていました。
 何故この話しになったかというと、今朝テレビでニュースを見ていて、「家族が殺され息子が逃走中」などといった
 殺伐としたニュースが毎日のように流れている事に、別段驚きもせず「またか」と思う自分がいて、この国はどうして
 こんな風になってしまったのだろう?いつから、こんな悲しいニュースが一面から外れて当たり前のようになってしまった

 のだろうと考えさせられてしまった。

 50年近く前の誘拐事件が今でも語り継がれるくらいなのに、当時よりはるかに凶暴で悲惨な事件が日常茶飯事で行われる
 今の時代は全くおかしい。日本人の全ての人がおかしくなったわけではないが、道徳教育がおざなりにされ、自分さえ
 良ければ的な考え方が横行する世の中は何とかしていかなければならない。

 もちろん私一人が騒いでも何も変わらないが、少なくとも気づいた人がそれなりに変えていく気持ちがないと何も変わらない。

 一人でも多く本来の日本人の良さを感じ、残していけると良いと思う。 合掌
 
 
 
LS Net Co.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED.