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俺の話しを聞けVol98 「お盆」
 
 毎年7月7日は我が家の菩提樹である箱根の正眼寺で「お施餓鬼」という供養が行われる。

 私の解釈が正しいかどうかはわからないが、その昔、お釈迦様のお弟子のお母様がちょっとした私利私欲に走った。

 そのお母様は3日後に亡くなると告げられたが、ちゃんと供養してあげれば生き延びられるよということで、

 供養したところ88歳まで生きたという話しで、その供養の儀式を「施餓鬼」というらしい。
 お寺では同じ宗派のお坊さんが集まり1時間くらいの供養を行う。私の代になって数回儀式にも参加させていただいたが、
 最近は卒塔婆をお願いしてお参りをするだけになった。その儀式が終わるとお盆がやってくる。
 こちらも古くは600年前にさかのぼるようだが、正式な解釈は無い様だが、我が家というか私達の檀家では、

 年に一度お寺の住職が檀家を順番に回って仏壇にお経を唱える日という事になっていて、我が家では毎年8月14日の

 檀家回りの際に昼食を接待するのが恒例行事になっている。毎年8月13日に仏壇を掃除して見よう見まねで特別の祭壇を

 作り飾り付けをする。ご先祖様が馬に乗って我が家に帰ってくる。迎え火を焚いて場所を知らせる。
 8月16日の朝、送り火を焚いてご先祖様が牛に乗ってゆっくり帰れるのを見送って祭壇を片付け、仏壇を普段の状態に戻す。
 少なくとも私のもの心ついた時にはやっていたので、我が家ではずっとこんな事を続けているのだろう。
 神様を見た事もないし、この行為が何か特別な利益につながるとも思えない。が出来る限り子供達にも見せて
 私なりの解釈を子供たちに伝え、出来る限り永く続けられるようにしていきたいと思う。
 私が死んだら何処へ行くのか分からない。「タマシイ」があってそれが我が家の周りをウロウロするのかも知れない。
 全く何も無くなってしまうのかも知れない。どうでもいい事かも知れないが、ずっと続けてきた儀式は続けて行かれる事が
 幸せなのかもしれない。
 合掌
 
 
 
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