株式会社エルエスネット　－俺の話しを聞け！

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俺の話しを聞けVol101　「俺の話しを聞け！も１００回を超しました」

　２０１１年２月に第一回を掲載しました。エルエスネットのエクセレントスクールの受講者向けに経営の参考になる

　話しがあればと始めた企画でしたが、１００回まで来ることが出来ました。掲載直後の３月１０日にエクセレントスクールが

　始まり、翌日が東日本大震災。世の中が一気に変わった感がありました。先程何回かの文を読み返してみましたが、

　何だかよく分からないことをダラダラと書いていたり、妙に人を煽っている言葉があったりで、

　こんな企画はもうやめてもいいかなと思っていますが、この３年間の自分の歴史や心の移ろいを思い出すにも役立つと共に、

　ごくまれに「読んでますよ」とか「最近更新してませんね」なんて言葉をかけられると、ついその気になって書いてしまう

　自分がいます。その（勝手に）記念すべき１００回目のタイトルが被災地の話だったのも全くの偶然で、

　実は現地に行った事を何とか書きとめておこうと思い、途中から「俺の話・・・」に載せようとよくよく見たら１００回目

　だったので、自分がびっくりしてしまいました。さらに先日被災地に行った仲間で打ち上げをやった際に、

　彼らからあの記事は良かったとか、改めて涙が出てきたと聞かされると、

　これは結構大変な事になったぞと気を引き締める思いです。

　そうは言っても学の無い私が偉そうに何か書くわけですから、ネタが無い事にはなかなかコメントにならない。

　ブログだとかツイッターなどのように「どこどこ行きました。」「何々食べて美味しかった」的な話しを

　載せるわけにもいかないので、なるべく読んだ方が”幸せになれる”とか”改めて世の中を見直す”とか、

　違った観点で世界や経済の状況を把握できる機会になるような話題を探しています。

　どこかで書いたと思いますが、人間は語彙（ボキャブラリー）で成長します。

　この世の中に生まれて赤ちゃんの時は「おっぱい」とか「まんま」とか自分が生きていく最低限の言葉を覚えていきます。

　成長に従って単語を覚え、さらに形容詞を加える事で、その単語を意味のあるものに、自分のものにしていくんだと思います。

　難しい四文字熟語を駆使して話しをするのもいいかも知れませんが、出来る限り自分の言葉で分かりやすく説明できる事が

　私の語彙だと思っています。そういう意味では毎日言葉探しをやっているのかも知れません。

　もう一つ私の友人（相手はかなり大きな会社の社長だった人だが）で会社を引退してから、本を読むことに疎くなって

　きたという事を聞いたことがあります。それまでは会社の役員会や朝礼で社員の前で色々な話しや訓話しなければならなかった。

　引退後は本を読んでもその話しを展開する機会が無くなってしまった為に、体が内容を吸収しなくなってきたという事らしい。

　確かに知識は吸収してもどこかで消化していかないと逆にストレスになってしまうようだ。

　人間の成長には語彙が必要で、しかも吸収すると同時にドンドン発散させることかもしれない。

　あらためてこの機会は私自身の為でもあり、読んだ人達がどう自分の言葉に置き換えて発散させていく事に

　つながるかに価値があると思う。

　実はこれも先日思った事で、来月から実現させますが、ＦＭおだわらで番組をやる事に決めました。

　文字媒体というのも面白いですが、おしゃべりの世界も体験しようと思い、新たな挑戦をしようと思っています。

　番組のコーナーに「俺の話しを聞け」的な時間を入れて、文字では表せない行間を話しできたらいいな。なんて思っています。

　来年は６０歳になってしまいます。そっれまでという意味ではなく「ここから」という感じでの再出発の気持ちで

　生きて行こうと思っています。何でもそうですが、「継続は力なり」やり続ける事にはそれなりの価値が生まれます。

　先日イチローが４０００本安打を打った時のコメントで「自分が感動させるのではなく、周りの行動が感動を生んでくれる」

　というような意味の話しを覚えています。

　４０００本には到底及びませんが、皆さんのコメントはそれ以上のものがあります。

　ここまでつづけてこられた事に感謝します。