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俺の話しを聞けVol103 「しあわせ」
 
 誰が何処でどう調べたかは良く分からないが、「幸せな国」ランキングなるものが発表された。

 日本は43位という事で、上位は1位:デンマーク、2位ノルウェー、ちなみに経済成長目まぐるしい中国は93位という事だ。

 しあわせの基準というのは個人差があって、同じ国の中でも感じる感覚は違ってくる。

 ちなみに私はしあわせか?と聞かれたら『勿論!』と答える。ただし、この国は?と聞かれたら正直答えに困る。
 東日本大震災から9月11日で2年半経ちます。この時点での被害状況は、
   死者15,883人
   行方不明2,654人

   震災関連死2,688人(3月31日)

   避難289,611人

 がれきの処理状況は、
   宮城県85%
   岩手県69%
   福島県54%
 です。
 この数字をどう読むのでしょうか?復興は進んでいると言えるのでしょうか?確かに仮設住宅を離れるには、
 新しく住む場所と生活する環境が必要で、海と山の狭い空間に以前のような暮らしを支える環境は作りづらい。
 放射能が蔓延する土地のがれきの撤去も復帰することも、少なくともあと30年50年待たなければ叶わない話しだ。
 何百年と続けてきた歴史はそう簡単には捨てられないし、簡単には取り戻せない。
 仮設で暮らす方々も当初は助け合い、寄り添いしのいできたようだが、先の見えない苛立ちに最近は住民内のいざこざや
 もめごとが絶えないようだ。国の支援もボランティアの支援も徐々に低下していく。基本は自立と分かっていても、
 出来る事と出来ない事がある。誰かが支えていかなければいけない。
 「しあわせ」を感じる時ってどんな時だろう?
 今味わっている体験が、環境が永遠に持続できると思える時かも知れない。
 お金がたくさんあってもいつか誰かに取られてしまうかも知れないなんてビクビクしていたら何にもならない。
 何にも無くても大好きな人と楽しい時間が続いて行くと思えることが幸せなのかもしれない。
 幸せな国ランキングの上位はヨーロッパが占めている。彼らの国は消費税率25%異常に高いが、
 国民は平等に取られるという事から不平は無い。その代わり国の支出に関してもシビアに監視していて、
 国民が安全に安心して死ぬまで国が守ってくれる事に信頼を寄せている。
 そんな事が彼らの幸せ感かもしれないが、国民性や文化の違いがあるので一概にそれが良いとは言えないところもある。
 ただ、大事なコトは自分の将来が読める社会、安心して生きていける国でなければ幸せは感じにくいという事。
 仮設に暮らす人たちが全て不幸せとは思わない。日々の暮らしの中で幸せを感じる事はたくさんあるはず。
 日本国民がみんな幸せになれればいいが、それもかなわないこと。
 まず自分の毎日の暮らしの中に小さな幸せをたくさん見つけて。
 出来る限り人にも分けてあげられれば、一人でも二人でも幸せを感じる人が増えると思う。
 しあわせになろうよ!
 
 
 
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