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俺の話しを聞けVol104 「景気」は「気」
 
 昨年末政権が変わり、安部首相から「アベノミクス」という不可解な言葉が発せられ、世界中を駆け回り、

 日本の景気がいかにも良くなっているような錯覚を機能させている。

 ユーロの金融不安定さ、シリア問題に関連して石油の安定供給の不安、中国の経済成長の陰り、

 オバマ大統領の求心力の低下など世界情勢は、決して良い状態ではない。
 昨年から今年にかけて主要国の大統領や国家主席の交代、再選が多く、日本もその一つだった。そして交代劇がうまくいった
 国の一つと言っていいだろう。(もっとも民主党の自滅的な政策や内部事情で継続は不可能だったと思うが)
 前政権の不備も手伝って、国民の自民党(安部政権)に期待する気持ちは高かった。したがって多少の無理難題も

 どさくさに紛れて全ていい方向に進んだ。日銀の総裁交代も拍車をかけた。参議院選の手前で多少ブレーキはかけたものの

 経済界の後押しもあって、とにかく「一億脱デフレ」政策に乗っかった。マスコミもここぞとばかりに「いい数字」を

 まくしたてるので、経済指標もどんどん上方修正が行われる。
 冷静に考えると、私達庶民にとって何の数字が良くなると景気が良くなるのだろう?
 我が家にはバブル時代に購入した高級時計やブランドバックがいくつか転がっている。買った時の年収と比べると
 私の場合、現在の方が多い。子供も成長して出て行っているので、おそらく可処分所得は今の方が多いと思う。
 が、必要かどうかは別として、今は時計もバックもあえて欲しくは無いし、必要とあっても実用的なものを選んでしまう。
 その時代は無理をしてでも手に入れたし、身につけたかった。私の年齢のせいだけでもないだろう。
 もちろん今の時代でもブランド品を手に入れたがっている人は大勢いるだろうし、実際売れているようだ。
 中国人や韓国人が日本に来なくなって久しいが、彼らの今持っているお金と同じくらいのお金は日本人も持っているはずだ。
 なぜ彼らはお金を使えて、日本人が使えなくなったのか、
 それは明日の収入に対して安心出来るか出来ないかにあると思う。
 明日から頑張れば今このお金を使っても確実に手元に入ってくる保証があればお金は使えます。
 今このお金を手元に確保しておかなければ明日どうやって生活するのとでは根幹が変わります。
 国は国民の生活を守ると同時に明日の補償さえしっかりしていけば、消費に対する「気」が変わります。
 「景気」は「気」から
 消費税の引き上げが大きく影響しないように祈るばかりです。
 
 
 
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