トップページへ
業務概要
商品紹介 パートナー情報 物流拠点 俺の話しを聞け! 企業情報
 
Home > 俺の話しを聞け! > 俺の話しを聞けVol105
 
俺の話しを聞けVol105 「プレゼンテーション能力」
 
 私がパソコンと関わったのは20年ほど前の事。「タッチパネル」もないし「マウス」も無かった。

 大手の機械メーカーの会議室で表計算の作り方を教えてもらった。基本的な操作を教えてもらい、

 ほんの小さな表を作成するのに2時間かかった記憶がある。それでも一般の人よりはかなり先進の事をやっていると

 思ったが、世の中にウインドウズが出現して、それまで苦労していた表計算やグラフ作りがいとも簡単にできてしまう
 世の中になって、さらに進化が進み、写真や動画の取り込み、書体やイラストのソフトも充実して、
 それまではプロの技術者に頼んで何十万もかかっていた作業が簡単に安価に素人が出来るようになってきました。
 この技術力の進化はとても素晴らしい事で、評価できる事ですが、

 先日、普通高校の校長先生とお話しをする機会があって、その学校では生徒に課題を与えて、

 年に何度か発表会をやらせているとの事でした。もちろん生徒は自分で疑問に思った事や、興味のある事を

 インターネットや書物や先輩、講師などから情報を集め、時間をかけて研究しているようです。
 たまたま市内の技術高校の研究発表会に校長先生が出席したとき、プレゼンテーションのうまさに圧倒されたという事です。
 パソコンを駆使して動画やアニメーションなどを高度なテクニックで操作して、
 素晴らしいプレゼンテーションをされたそうです。
 私が「中身のほどは?」と尋ねると、あまり記憶に残っていなかったのか、中身の話しはあまりありませんでした。
 もちろんその事が悪いわけでもなく、その技術自体が評価されても良い事だと思います。
 技術革新で自己表現が様々な形で行われてくる。
 私もライブハウスをやっていると、マイクの性能や照明、PA技術でもエコーやリバーブのかけ方で聞こえ方が変わってくる。
 多少の事は音響で何とかなってしまいます。それでもうまい人はうまい!
 ともすると、中身はともかく技術力に頼って本質を失ってしまう事だけは避けたい。
 「人に何かを伝えていく」のは技術ではない。心だという事を忘れないで欲しい。
 
 
 
LS Net Co.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED.