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俺の話しを聞けVol106 「年賀状」 |
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昨日の晩、嫁さん宛に喪中につきの案内はがきが届いた。近頃めっきり寒くなったなと思っていたら、 |
11月7日は「立冬」。暦の上ではもう冬になるんだ。
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今年は私の誕生日と同じ日に「心の支え」としている方を亡くした。正直普段は全くと言っていいほど思い出しも
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しない方だが、事があると思いだしては「先生ならどう考えるだろうか」「先生が見守ってくれるから大丈夫だ」と |
自分に戒めていた。その先生にも毎年、年賀状を送っていたが今年は送れない。会社と個人を分けて年賀状を作って |
いるのですが、当然『喪中』分は差し引く。その数が何となく増えているような気がするが、これも齢のせいなのか。 |
来年の年賀状の中身はまだ考えていないが、先日ショップを覗いていたら、すでに来年の干支の置物が売られていた。 |
『牛』ということはそうだ!私の干支だ。ということは「還暦を迎える」ということになると、あらためて気づかされた。
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ということは、自分の還暦について何か書かなければならないのか。と普段全く思わなかった気持ちが湧きあがった。 |
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20歳になる時、ちょうど誕生日が同じ友人と酒を飲んだ。何となく大人になったような気がした。責任も感じた。 |
まだ学生だったので人生なんて真面目に考える事は無かったが、少しだけ「将来」を気にかけた時代だったかもしれない。 |
30歳・40歳は結構忙しくて齢のことはあまり気にしなかったと思う。50歳になる時、一つの終わりを考えた。 |
決して「死」は意識していないが、初めての手術を経験し、自分の周りでも病気や健康の話しがやたらと多くなる。 |
自分はいつまで働けるんだろう?なんて意識をし始めた。 |
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還暦とは、干支(十干十二支)が一巡し、起算点となった年の干支に戻ること。で生まれた齢に戻るという意味で、 |
「赤いちゃんちゃんこ」を送るとかという習慣があるようだが、あくまでも風習の話しで、気にする人もいるし、 |
知らないまま通り過ぎる人もいていい。ただせっかくの区切りなので、自分的には大事にしたい。 |
いい意味で、自分の再出発地点に出来たら思っている。これから何が出来るかまだまだ雲をつかむような話だが、 |
終点でない事だけは確かだ。 |
おそらく年賀状の内容は12月になって考える事になるだろうが、ぼちぼち来年を意識した話しが |
あちこちで起こって行くんだろう。 |
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