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俺の話しを聞けVol111 「日本史」
 
 鶯泣くよ平安京。良い国作る鎌倉幕府・・・中学生の時だったか高校生の時だったか年代を覚えるのに良く使ったごろ合わせだ。

 今日のニュースで高校の「社会」は1989年の学習指導要綱の改定で「地理歴史」と「公民」に分かれ、

 「地理歴史」の中で世界史が必修に、日本史が地理との選択制となった。改定前も日本史、世界史、地理は選択科目だったが、

 「国際化への対応」を優先した結果、学校現場で「日本史軽視」の風潮が広がった。文部科学省によると、
 現在3割〜4割の高校生が日本史を勉強せずに卒業しているらしい。
 別に年表を覚えたところで大した役には立たないと思うが、自分が生活している「国」の基本的な歴史を知る事は
 国民として最低の義務と思うがどうもこの国はそうでもないらしい。

 国際社会に出ると否応なく「国」対「国」の話しになる。例えば宗教にしても海外に出ると皆さん当たり前に

 自分の信じる神様や宗教を持っている。日本人が当然のように「私は宗教がありません」というのは外国人にとって

 不思議な出来事であります。まして国の成り立ちや国境の事など当たり前の知識として持っています。
 最近中国や韓国と「歴史認識」についての論議がされますが、多くの日本国民は残念ながら戦争がなぜ起きたのか?
 戦争時日本がアジアでどんな事をしてきたのか(私も当時生きていたわけではないので正確な事はわからない)、
 少なくとも学校では教えてくれないし、多くの学生は知る機会も無い。したがって今さら「歴史認識」を問われても
 政治家や閣僚でしかなく、極端に言えばどうでもいい事になってしまっている。
 もっとも戦争の話しになると終わってしまった過去の事ということになりがちな事もあるが、せめても国の成り立ちくらいは
 きちんとしたいものだ。とはいうものの私も先日「古事記」を読んでみたが中々難しい。
 同じような神様の名前がやたらと出てきて、なんだかわからなくなってしまう。それでも多途へ。
 神話の世界になってしまってもいいので皆さんも少しは関わってみて欲しい。この国を司っているのは誰なのか。
 平安時代、鎌倉、室町、戦国時代、安土桃山、江戸時代と、年表ではなく時代背景を見ていくと、
 日本の成り立ちがおぼろげながら見えてくる。合わせて世界史と照らしてみると面白い。
 高校生が日本史を学ぶことはもろ手を挙げて賛成だが、単に年表を覚え、文字として歴史をたどるのではなく、
 そこに暮らしていた人達、政治を司っていた人達のつながりや思いを感じ取れるような学習をしてほしい。
 私もこの齢になって坂本龍馬という人物がどうしてこの世の中に排出されたのか?という疑問を持って
 色々な書物を見てみると、織田信長が生きていた時代にまでさかのぼる。
 そして時代を追って徳川家康が関ヶ原の合戦で勝利したときの山内一豊、そして長宗我部家を排除し、四国の大大名に
 なってしまった背景、そこから300年その子孫が虐げられてきた歴史の中、そこに黒船の来襲で日本が大きく変わっていく
 時代背景こそが彼を産み出し、歴史を作ってきたと思っています。(人によって見方が変わって当たり前ですが)
 歴史を見るとき様々な視点で、自分の好きな見方で時代を切り取り、歴史に触れ、理解していくことが
 大切なような気がします。
 もっとも何も興味が無い人たちにとってどの国の誰が「歴史認識」を問題にしても
 何のことやらさっぱりわからないのだろうが・・・。
 
 
 
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