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俺の話しを聞けVol112 「シンガポールの社会システム」
 
 シンガポールという国で連想されるのは、「マーライオン」。最近では携帯電話のCMで一躍有名になった

 最上階に船のようなプールを設置した「マリーナベイサンズ」というホテル。

 環境面で言うとガムやツバ、紙屑などを吐き捨てると重罪(罰金)に問われるという事で知られている。

 歴史を見ると太平洋戦争で日本に占領され、その後マレーシア領としてイギリスの統治下になり、1965年マレーシアから独立した。

 歴史の浅い国です。有名なマーライオンは1972年にシンガポールの国名の由来にもなる「シンガ」が獅子(ライオン)で

 マーはマーメイド(人魚)から取って観光を目指した時のシンボルとして作ったようだ。
 独立して国家をどう作り上げていくかの一環で新興国ならではのアイデアが国の中にたくさん盛り込まれている。

 狭い国土ながら海洋交通に恵まれている環境を大いに活用し貿易(世界最大のコンテナ基地)のハブ基地を立ち上げ、

 温暖な気候を活用し世界中から人を集められる観光資源を作る(セントーサ島のユニバーサルスタジオ・ベイサンズホテル・

 ナイトサファリなど)さらに最近では先進医療の集約として世界中から高度先進医療を求めて患者を集めるなど、
 国の生業を世界中に求めている。
 社会システムも冒頭のガムや紙くずのポイ捨てに思い罰金を支払わせるというある意味誰でもできる小さな行為に対しても
 厳重な罰を与える事で、結果的に大きな犯罪を未然に防げるシステムを作っている。
 こんな小さなことでも罰せられるのだから犯罪は少ないという印象だけでも「安全な国」というイメージが創られる。
 また宗教の面でもアジアの真ん中に位置する事もあり、「仏教」「イスラム教」「キリスト教」「ヒンドゥー教」が
 混在している彼らの宗教を守るためにそれぞれの集落を用意している。
 ただ私が知る限りそれは宗教や経済面の場所であり、彼らの住むアパートや住居地は独立させずに
 あえて混在させているように思える。理由は簡単で国内に宗教戦争や宗教によるトラブルを避けるためだ。
 宗教はきちっと守り、清勝は一緒にしていきましょうという考え方だ。
 国内の道路事情に対しても狭い国土を有効に利用するため、渋滞の緩和策で公共交通手段の充実はもちろんだが、
 主要幹線道路はどうしてもピーク時間に渋滞を引き起こす為、生活道路が時間によって有料道路になってしまう方式だ。
 国内を走る全ての車にはETCが付いていて、どうしても早く行きたい人はお金を支払って有料道路を使う。
 そうでない人は回り道をするか時間をずらせばいい。非常に合理的な考え方だ。
 また土日のみ車を利用する人は税制も利用分だけになっている。さらに国内を走れる車は全て右ハンドルで、
 仮にその車がポルシェであろうがロールスロイスであろうが右ハンドルでなければ走れない。
 そうする事によって道路の管理システムは全て右ハンドル用にしておけばよいので、余分なコストがかからない。
 標識やは苦戦も非常にわかりやすく書かれていて、例えば駐停車禁止の区域は大きくギザギザのラインが引かれていて、
 一目でそこには止まれない事が分かるようになっている。
 私も長期の滞在ではなかったので全てを分かったわけではないが、理にかなった国の目標に合った社会システムを作る事は
 おそらくそこに住む人たちにとっても良いし、国の発展は自分の生活のプラスにもつながる事だと思う。
 私達が海外に行く時、管光やその土地の文化や人と触れ合うことは非常に大事です。
 もう一つ足を延ばして社会システムなどにも触れてみると、その国の良さや日本とのつながりが
 さらに見えてくると思います。
 
 
 
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