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俺の話しを聞けVol114 「電話の進歩」
 
 電話は1854年にフランスのブルサールが理論的な提案をし、1860年にドイツのフィリップ・ライスが実際に制作した。

 豚の腸の膜を利用した音声を電流の断続に換える装置が、ベルの発明の先駆的なものとされます。

 ドイツ語でこれを”Telephon”と呼んだことから、ドイツでは彼の発明とする意見もあるが、他国で広く認められたものでは

 ありません。アレクサンダー・グラハム・ベルが特許明細書を提出、特許174465号としてグラハム・ベルが取得しました。

 その後、フィラデルフィアの万国博覧会に出展、金賞を取りました。

 日本では1883年 ー 工部省電信局長石井忠亮、国営電話事業の必要性を強く訴え、建議書を政府に提出。
 1890年 ー 東京・横浜で電話サービスが開始されました。

 携帯電話は、1979年自動車専用電話としてサービス開始。1985年ショルダーフォンとして携帯電話の先駆けのサービス開始。

 1987年〜本格的に広まっていった。

 以来23年経って社会生活や日本経済の様相が大きく変わって行きました。
 電話という一つのコミュニケーション機能は遠隔地に言葉で意思を伝達できるという当初の目的から技術革新も含めて
 生活に不可欠な道具となり、さらにはパソコンをはじめIT関連のグッズの将来まで大きな影響が出てきている。
 私が電話関連で最初に驚いたのは、大阪万博の際のコードレス電話(これが携帯電話の先駆け)でした。
 ただこれは実現性にかなり時間がかかりましたが、次に画期的だったのが1982年に発行されたテレフォンカード。
 トラさんの映画でも出てくるシーンで公衆電話の上に10円玉をたくさん乗っけてガチャガチャ落ちていく音を聞きながら
 慌てて要件を話す。時には公衆電話の10円玉がたまりすぎて電話が使えなくなった事もありました。
 今では公衆電話の姿も見かける事も減ってきましたが、冷静に考えるとあの電話を作っていた工場の仕事は
 激減しているでしょう。当然あのお金の回収をしていた人は今何をしているのでしょう。と思うくらい変化している。
 私の家にも固定電話はあるが、おそらく家の電話を使うのは宅急便の問い合わせや、業務関係の営業や確認の電話で、
 自分で受話器を持って相手に掛けるという行為はほとんどなくなってきた。
 さらにスマートフォンが世の中に出て、インターネットの情報、メール、写真機能がどんどん追加されてきてから、
 それこそ電気屋さんの品ぞろえが変わってしまった。
 我々のように昼間パソコンで業務を処理する仕事を別にすれば、インターネット情報、メール機能は
 ほとんど携帯(スマートフォン)で賄えてしまう。
 街角で電車の中で必要とあれば瞬時に要件が満たされる。食べもの屋さん、時刻表、イベント情報、歴史情報、ナビ情報・・・
 私のように使いこなせない人物にとっては世の中はそんなに変わらないだろうが、使いこなせばこなす程、
 パソコンも本もいらなくなってしまう。それこそテレビも見られるのでテレビも売れなくなるし、
 最近はカメラ機能がさらに充実してきていて、デジカメが売れなくなってきているようだ。
 考えてみればデジカメより小さくて常に所持しているのであれば、同じ性能の機械をもつ必要は無くなる。
 こうなってくると携帯電話の機能は無限大でこれからも果てしなく進化していきそうだ。
 20年前に携帯電話を手にした私ですが、まさかこんな世の中に時代になるとは思っていませんでした。
 今、携帯電話を使いこなしている人達は生まれたときから目の前に携帯電話がありました。
 これからの時代はそうした人達がさらに進化を求めていきます。
 これからの技術革新に期待すると同時について行く事もままならない自分に年齢を感じる今日この頃です。
 
 
 
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