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俺の話しを聞けVol117 「おごり」 |
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韓国船事故が毎日報道されている。事故発生当初は乗船客も助かるだろうと思っていたが、事故の原因がわかり始め、 |
船長以下乗組員のあまりにずさんな対応を聞き、さらに過積載に始まり運行管理をする会社の問題、さらにはそれらを
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管理する国の体制の問題等、あらゆる問題が重なって大惨事になってしまったんだと思うと、まきぞいをくって亡くなって
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しまった多くの方々に改めてご冥福を祈るばかりです。報道の中では日本だったらという話しが良く出てきます。 |
日本も多くの海難事故に遭遇して海上保安庁をはじめ、事故に対する対応に関しては世界でもトップクラスの技術を
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持っていると言われています。またそれ以前の船舶に対する保守点検、安全指導などもうんざりするくらいの予防処置が |
なされているはずです。 |
ただ話しは変わってしまいますが、数年前に中国で冷凍食品の農薬混入事件があり、日本じゃ考えられないというような
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報道や風潮になっていた時期がありました。それからさらに数年たって、マルハニチロの冷凍食品に農薬混入事件が勃発。 |
手口としては中国とほぼ一緒(もしくは日本の方が幼稚だったかも)。 |
食品の内容物の表示偽装に至っては、大手ホテル・レストランがすべてとは言わないが、日常的に行っていたことには、 |
中国人に馬鹿にされても仕方がない。 |
私達は、日々変化の中で仕事をしています。燃料費が上がり、人件費が上がり、材料コストが上がってなお且つ貰える値段は |
上げられない。となった時、何かごまかしてやろうとか、消費者やユーザーを欺いた行動をとって、何とかその場を繕う事を |
考えてしまいがちです。 |
安全にはコストがかかります。値段を維持するにも努力が必要です。そういう時こそ優先順位を決めて |
「していいこと」「絶対してはいけないこと」を決め、間違えても顧客を欺く行為だけはしないと決めておくことです。 |
仮にその場はだませたとしてもいつか必ず反動が来ます。 |
今回の事故もまさに対岸の火事ならぬ対岸の事故ではあるが、 |
もう一度我が身を振り返って身の回りを点検することも必要です。 |
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