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俺の話しを聞けVol122 「ワールドカップ」
 
 サッカーワールドカップも決勝トーナメントに入って、それぞれ素晴らしい試合を展開してくれている。

 何処を応援するわけでもないが、何となく開催国ブラジルが勝つとうれしい気持ちになるし、

 日本が敗退したコロンビアが頑張ってくれると、いい意味であきらめもつく。それよりも何よりも試合の内容の

 素晴らしいことだ。個性あふれる選手のパスワーク、シュート、キーパーのセービングは

 やはりワールドカップならではの光景だろう!

 なんて事で感動しながら、ネットの書き込みを見ると、韓国の選手が帰国したら飴を投げられたとかで、
 確かに出発前の目標は達成出来なかったにせよ、それは無いだろうと思うような行動がニュースになっている。

 日本が甘いとは思わないが、とりあえず健闘を称えるのが人の道ではないだろうか?

 はたまた中国では、「何て気持ちのいい朝なんだろう!」などと日本や韓国が敗退した事を喜んでいるような

 コメントが出ているそうで、こちらもどうかと思うニュースではある。
 純粋にスポーツを楽しむ文化は無いようで、寂しい気もしないではないが仕方のない事かも知れない。

 世の中にはいろいろ分析するところがあるようで、日本がなぜ負けたのかという事について、パス回しの技術や

 個人的なテクニックの点ではそこそこ世界レベルに行っているという事で、何が違うのかというと
 「決定力」というか最後に点を取りに行く方法が決まっていないという事だ。
 コロンビア戦のドローになった後のコロンビアの戦い方は日本が前のめりになったところでカウンターで
 攻め込むボールタッチするのは2人か3人でシュートする。あっという間の出来事だが、
 明らかに「ゴールする事」に目的が置かれている感じがする。ギリシャ戦でもボールの支配率は日本が70%近く
 持っていてゴールが決められない。どう崩すかの戦略が感じられず同じ事の繰り返しで結果的に守られてしまっている。
 守備が堅いことは戦前からわかっていたことで、それをどう崩すかが戦略であり戦術にならなければいけないはずなのに、
 試合後のコメントも「あれだけ引かれたら」とか「10人になってしまった事が守りに徹しさせてしまった」とか
 言い訳のオンパレードだ。
 ・・・だからどうする・・・
 世界レベルのサッカーに素人の僕が口をはさむ余地はないが、レベルが高いだけに戦略が求められるという事はわかる。
 仕事でもそうだが、出来ない理由を並べる人が多すぎる。
 仕事はサッカーで言えばゴールを入れて初めて達成した事になるので頑張ったとか徹夜で何かをしたとか、
 はあまり関係ない。お客様にとってどう影響を与えたか、最悪今回がダメでも次回にどれだけの
 チャンス(可能性)を残せたかが重要だ。
 世の中はどんどん変化している。相手も当然頑張っているわけで、それ以上のスキルを必要としている。
 言い訳を考える前に、いつでもどこでもシュートを狙える体制を整えていくべきだ。
 
 
 
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