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俺の話しを聞けVol124　「個人情報」

　生存する個人に関する情報。氏名や生年月日、住所、電話番号などの記述により特定の個人を

　識別できるもの。と２００５年４月から全面的に施工された個人情報保護法２条１項に定義されている。

　特定の個人を識別する可能性があるかどうかが基準となるため、個人の身体的特徴、財産、地位、身分などの

　属性に関する情報も、特定の個人が識別できれば「個人情報」となる。防犯カメラに映った映像なども含まれる。

　個人情報保護法では「個人情報」と「個人データ」は区別されている。

　１０数年前の同窓会の仕事と言えば同窓生の名簿管理が主たる仕事で１０年をめどに名簿を発行していた

　時期もあった。電話帳も何の疑いもなく住所と名前が記入してあり、今は有料かつ教えてくれないが、

　１０４を掛ければＮＴＴが無料で教えてくれた。町内会の名簿から任意団体の名簿、それこそ何でもありの時代だった。

　大前提が「性善説」に則って「あれば便利」緊急連絡網に至っては無ければ困ってしまう情報だった。

　日本では「安全」「水」「情報」は『タダ』の時期が長く続いていた。世の中が変化し、安全も水も情報も

　お金で買う時代になってきて、冷静に考えたら自分の情報が勝手に行き来してしまうことが不安に思える時代に入ってきた。

　その昔、私が中学生になる少し前になると、我が家に学生服を作りませんかとお誘いのはがきが届く。

　子供が小学生になる前になるとランドセルや学習塾、通信教材のＤＭが届く。

　当時は「業者も一生懸命だな。いろいろ情報を集めているんだ！」程度で出所が何処であったのか。なんてことは

　追及もしなかった。先日あるラジオ番組をそれとなく聞いていたら、ある家庭でベネッセには「○○たま」、

　他の通信販売には「○○ポチ」と自分の子供の名前を変えて登録した。そしてしばらくすると全く違った通信販売業者から

　「○○たま」とＤＭが来たので、ｍこの情報はベネッセから流れた情報なんだと実験した話があった。実験する人も凄いが

　なるほど情報というのはあちこち流れているんだと恐ろしくも思えた。

　おそらくうちのお孫ちゃん達の情報も今頃あちこち流れて小学校の入学時や中学高校とそして就活時期には

　リクルートスーツのＤＭなどがタイミングを計ってやってくるんだろうな。おそらく私くらいの齢になると、

　お墓のＤＭ、葬儀場のＤＭなんかが手ぐすね引いて待っているかもしれません。

　ＤＭくらいなら悪意はないと思いますが、何かわからない用途で使われるのは怖いので、やっぱり情報管理はきちっと

　していただかないといけませんが、最近はラインやフェイスブックなどで結構オープンに自分情報を流している方もいるようで、

　ブログなどもリアルタイムで流すとストーカー被害に会ってしまうなど、自ら招いてしまった事件もあるようで、

　くれぐれも個人情報の管理は慎重にしなければなりません。

　時代が変わり伝達メディアも移り変わっています。昔は仮に名簿を手に入れてもイチイチ移し替えなければ

　次の行為が出来ませんでした。最近はＣＤやＳＤカードなどに簡単に取り込んで、簡単に次のステップに移せます。

　その手法も進化していくとは思いますが、最終的にＤＭや電話がかかってきても買うか参加するかは個人の判断になります。

　個人情報を活用する側もそのコンテンツがしっかりしていなければタイミングでＤＭが送れても結果が来なければ

　何にもなりません。

　私も最近ＤＭの類が少なくなりました。仮に私の情報をつかんだ人がＤＭを送ってきても何か情報をくれても

　面白くなければお金は出しません。

　逆に素晴らしい情報があったら欲しいくらいです。