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俺の話しを聞けVol126 「この時代の歩き方」
 
 人口問題は、世界規模で増加しているが日本は減少と高齢化。

 必然的に大企業の長期的な戦略は日本撤退、世界進出。

 残された「人間」がどう生きていくのか?島国の資源の無い国でか弱き国民の生き方は?

 憧れのブランド、フェラーリにしてもグッチにしてもイタリアの中小企業だ。

 彼らが何故世界ブランドになったのか?国に頼るのではなく、「自社発世界」というビジネスモデルを

 確立したからだ。韓国のサムスンにしても「メイドインジャパン」にどう勝つかを考えたとき、
 「世界」を意識した販売戦略に切り替えたところに彼らの成功戦略がある。

 さりとて、私たちはメーカーでも研究者でもない。世界に目を向けたところで「売るものも無い」

 この時代に生きる処方箋?

 そんなものがあれば誰も苦労はしない。
 予言者でもないので「絶対」とか「確実」とは言えるものはないが、少なくともトップに立つ人は

 会社に対して、部下に対して方向性は示さないといけない。

 「異なる結果を求めて同じことを繰り返すことを愚行という」
 時代が変わったのだから、当然采配が変わる。変えなければならない。
 「大企業は動物、中小企業は植物」という話しがあります。大企業はショクリョウを求めて
 海外にシフトを大がかりに始めました。そうしなければ生き残れないからです。国内市場はますます
 厳しさを増していきます。
 とりあえず、しばらくは価格競争で凌ぎあいが続くかもしれませんが、200円のパンが
 半額になっても2つは食べません。ベースの価格が下がれば当然その商品に関わるコストがすべて
 見直されていきます。政府は増税をし、「アベノミクス経済効果」を狙っていますが、そう簡単に消費者は
 動いてはくれません。絶好調だった「ユニクロ」にしても安くて機能性だから従来の商品者に加えて高所得者が
 買うようになってきたからで、それぞれの家庭の箪笥がいっぱいになれば品物がいいだけに買わなくなる。
 したがって新商品開発を積極的に行い、市場を世界に求めていきます。
 「峡商圏・高シェアー」に取り組む
 競争が激しくなると、とかくやみくもに「売り上げ」が欲しくなる。競争の挙句、価格の低下を引き起こす。
 多少利率が低くとも無理をして仕事の確保をする。他業界からの参入され、ますます競争は激化、
 それならとこちらもあちこち手を出し始める。利益はなくなるどころか、
 赤字でも運行せざるを得なくなる。こんなことを繰り返していても誰も幸せにはなれない。
 自分の効率の良いエリアの中で、仕事を少しずつでも増やしていければ多少料金が下がっても対応できる。
 同じシステムを共有する仲間が仕事を効率よく分散し集中させることで確実に利益が上がるはず。
 その為の仲間を増やし、お客様にとっての「品質を上げる」ことが大事。一人で出来ない事を皆で考え、
 問題の共有をし、解決の糸口を見出す仕組みが必要になります。「植物には光合成が必要です。」
 「悪い情報こそいち早くトップに届く」仕組みづくりを。
 誰でも景気のいい時は「いくら利益が上がっていた」か、なるべく早く知りたいものだ。多少の問題やトラブルが
 あっても結果が良ければ、とりあえず担当者の胸にしまっておけば「罰」を受ける事も無い(知らぬが花)。
 一旦具合が悪くなるととかく他人や外部の「せい」にしたがる。自分は正しいんだから、なるべく他人に責任を
 なすりつける。「世の中は景気が悪いんだから」「政治がもっとしっかりしなければ」責任転嫁の材料はいくらでもある。
 そんな責任転嫁を繰り返していても物事は進まない。
 
 「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし」
 「電信柱が高いのも、郵便ポストの赤いのも全て自分の責任」と思う事。
 ばかばかしいと言ってしまえばそれまでだが「そうなんだ!」と言われれば納得するしかない。
 調子のいい時も自分の責任で有れば悪い時は間違いなく自分の責任。社内で起きている事、些細な事はわからないかも
 しれないが、何十人何百人の人が毎日動いていれば問題が無い日なんてないはず。
 数年前に起きた「赤福」や「白い恋人」の不祥事も、最近起きている「産地偽装」など問題の先送りをした為に
 結果的に企業の危機にまで陥っている。
 従業員全体に「気づき」を持たせることが大事で、さらに付け加えればその声を吸い上げる機能が会社にあるかどうかです。
 特に幹部には「緊張感のある気づき」を持って対処させるべき。トップがこのくらいの事はと
 穏便に済ませる時代ではなくなった。この時代の環境対応のキーワードは「レスポンスの速さ」だと気付くべきです。
 あきらめたら終わり
 いま、この時期に楽で儲かってしょうがないという人はどれくらいいるんだろうか?
 どんな商売も相手がある事。宝くじに当たるか、自分でお札を印刷しない限り、勝手にお金は増えない。
 周りがこれだけ冷え込めば、少なからず影響は受ける。誰もが苦しい中でもがいている。
 「みんなで渡れば怖くない!」なんてことではない。みんなで渡ったらとんでもないことになる。
 確かな事は「誰も助けてくれない」という事を知る事だ。
 私は「がんばれ」とか「一生懸命」とか言う言葉はあまり好きではない。
 「まじめに考える」とか「真剣に取り組む」と言った方が現実味がある。
 大会社のトップが会社のトラブルのさなかインタビューを受けて「私も寝ていないんだ」と答えて
 顰蹙を買ったことがある。お客様にとって寝ていないとか一生懸命やっているとかはある意味どうでもいいことで、
 結果を出さなければ何の評価もされない。
 常に「アウトプット」を意識して、何を出すかを見出していけば結果は見えてくるはずだ。
 ゴールした時の自分を描ければ諦めなんか無い。
 ゴールが描けないから「あきらめ」てしまうんだ。
 
 
 
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