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俺の話しを聞けVol135 「成人式」
 
 そもそもが奈良時代に始まった元服という子供からいっぱしの大人になったことを祝う

 儀式から始まったらしい。それぞれの市町村が祝うようになったのは戦後の復興間もない1946年11月に

 埼玉県で行われたのが始まりで、その後現在のカタチになったようだ。

 私達のころは1月15日と決まっていたが、ハッピーマンデーという制度で連休にして地方に帰れるという

 名目で変化してきた。外国にはこういった制度は無いようで「大人」になるという事に関しての概念が違っているのかもしれない。

 その昔、私の時代は市民会館に集まって偉い方の話しを聞いて友人と交友を深めた後、我が家に帰ると親戚が集まって
 大した家柄も無いのに「古川家」のご長男様が成人したという事でお祝いをしていただいた?

 おそらく祝儀の一つも持ってきてくれたんだろう。財産も何もないのに跡取りが出来たことをお祝いをしたのだろう。

 この頃からおやじの「お前は墓を守るんだ」的な話しが多くなってきたように感じる。

 当時、まだ大学生の自分は将来の事も生活の事もろくに考えていない。そんなやからに「墓を守る」なんて話しは
 馬耳東風で興味もなかった。

 あれから40年。おやじが亡くなり、自分の家族が出来、孫も出来てくると、子供に墓を守れとか古川家をどうしろとか

 言う気持ちは無いが、「墓を守り」「古川家」を意識している自分がいることに気付く。
 俺が死んだらこの墓に入る。子供たちはこの墓を守れるんだろうか?嫁と二人で墓参りをするたびにそんな会話になっている。
 この頃のニュースでは聞かれないが、少し前に成人式の時期になると酒を飲んで暴れたり、徒党を組んで道路を闊歩したり、
 式典に乱入して風紀を乱す「ばかもの」がテレビの画面に登場した。彼らは今何をしているんだろうか?
 10年前だったら現在30歳。結婚をして子供も出来ているかもしれない。若気の至りですんでしまっているんだろうか?
 俺たちの若いころはと自慢話をしているんだろうか?
 先日ラジオを聴いていたら「成人の時は大法螺をふくんだ」とおやじに教えられた話しをしていた。
 大きくなったら何になる?と聞かれてケーキ屋さんとかパン屋さんとかはかわいいが、「総理大臣」とかはあまり聞かれない。/span>

 サッカーの本田選手やゴルフの石川遼選手などは世界を意識して子供のころから自分を磨いている。

 僕らの頃は情けないほど夢が無かった。若い人たちに無謀な夢を持てとは言わないが、せめてもどういう大人になって行くか、
 夢のある人生を描いて欲しい。
 成人式の風景をテレビで見ながらうちのかわいい孫に大きくなったら何になりたいの?と聞いたら
 「アイドルになりたい」と照れながら彼女は言った。
 よし!!お前がその気ならジィジィは全面的に応援してあげるぞ!!!
 
 
 
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