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俺の話しを聞けVol137　「春節」

　２月１８日から中国の春節が始まった。日本のお正月と考えていいので彼らにとっては国中がお休みに入る。

　日本でもそうだがこの時期海外旅行に出かけたり、帰郷する人で駅や空港はごった返す。

　日本のデパートや観光地はここぞとばかりに「熱烈歓迎」で様々な工夫を凝らして臨戦態勢を組む。

　いわゆる「爆買い」狙いで中国人スタッフを多く配置したり、福袋を用意したりする。中国人と言っても

　ピンからキリまでいるわけでいわゆる富裕層は年収１億円以上の人から２０万円くらいでやっと暮らしている人もいる。

　ただそもそもが１５億人以上いるわけなので１割が富裕層だとしても日本の人口より多いわけで、

　その消費はけた違いに大きい。ただあるテレビ局で来日客のアンケートを取ると、年収の多い層が圧倒的に

　多いのは確かだが、年収２００万円～３００万円という人たちもかなりいるようで、中身を聞くと私達のバブル時代を

　思い出す。当時私の年収がおそらく４～５００万円の頃（物価は今と対して変わらない）、ロレックスを買ったり、

　ヴィトンのバッグを欲しがったりしていた。年収は少なくても賃上げがあるため来年の事を心配しなくても

　暮していけた。年収が少なくとも夢をもって貯金をして海外旅行を楽しみ、自国で手に入らない（安い価格で買える）

　商品を購入して帰る。そしてまた普段の生活に帰って、その繰り返すをしながらスキルアップして生活を向上させていく。

　ともすると富裕層の爆買いばかりに目が行きがちだが、じっくりと堅実に旅行を楽しんでいる人たちがいて

　その人たちは私たちのおそらくいい意味で３０年前くらいの生活をしている。バブルに浮かれていた感もあるが、

　昨日よりも今日、今日より明日に生き甲斐をもって生きていた。

　しばらくの間、日本はデフレ経済に入り、デフレスパイラルという悪循環の中での生活が長く続いた。

　「いつか良くなる」ではなく沈んで行くのを待っている感もある。様々なところで２極化が悪のように言われるが、

　資本主義経済では仕方がない構造だ。努力の上に成果があり、何もしない人には報いは少なくなる。

　これは自明の理であるが、「全体」になると、どうしても「平均的」な構造がうたわれる。

　努力しても報われない。何もしないでも楽しく暮らせる世の中が果たしていい社会なのだろうか。/span>

　何の為に働くかの価値観はそれぞれ違って当たり前。齢をとってからゆっくり世界一周をしたいから

　今何もしないで頑張るのも有り１少しずつ頑張って働いて貯まったところでその時出来る最大限の遊びに

　使い切ってしまうのも有り！とりあえず目的も無いがコツコツ貯金するもの有りです。

　私は最近自分の親や嫁さんの親を見て年を取って足腰が不自由になって多少のお金があっても

　楽しくお金を使えなくなってしまうなら、今少し無理をしても動けるときにいけるところに行って楽しんだ方が

　いいと思うようになってきた。(そんなこととっくにやってるよ！という方もいると思いますが)

　中国人も一部の人を除けばそんなに金持ちはいません。使い方の違いが大きく反映しているのです。

　日本人ももっと夢を持ってメリハリのあるお金の使い方をしましょう！