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俺の話しを聞けVol144 「日本の未来」
 
 安全保障関連法案(安保法案)が9月19日、参院本会議で可決され実質的に運用されることになった。

 この時期に賛成とか反対とか唱えてもしかたがないし、今更何をどう言おうと決まったことなのでわたしごときが

 開設する問題でもない。ただこの事を今の自分がどう考えていたかは記しておきたかった。

 安保法案とはそもそもどんな法案で、どんな指摘が出ているのか、法案は、新しく作られる「国際平和法制整備法案」と、

 自衛隊法改正案など10の法律の改正案を一つにまとめた「平和安全法制整備法案」からなっている。

 ・ 集団的自衛権を認める
 ・ 自衛隊の活動範囲や、使用できる武器を拡大する

 ・ 有事の際に自衛隊を派遣するまでの国会議論の時間を短縮する

 ・ 在外邦人救出や米艦防護を可能になる

 ・ 武器使用基準を緩和
 ・ 上官に反抗した場合の処罰規定を追加

 などが盛り込まれた。歴代内閣が否定してきた集団的自衛権の行使容認には「合憲性を基礎づけようとする論理が破綻している」

 など、法学者らから疑問の声も強い。
 
 私の記憶が正しければ当初阿部首相はこの問題に関して「憲法改正」を主張した。が、公明党や自民党の中からも
 ハードルが高すぎるということから関連法案を通すことに切り替えた。一連のちぐはくした質疑はここから始まっている。
 おそらく憲法論議を最初にしていたら流れは違っていただろうし、ある意味すっきりとしたと私は思うが、
 抵抗は今回以上だったと思う。
 
 60年安保の時とすでに世界は大きく変わっている。日本も敗戦国から脱却、世界に対する責任も役割もまったく変わってきている。
 中国にしても北朝鮮にしてもソ連との冷戦の時代と力も影響力も比較にならない。
 
 今回の法案の中身についても憲法を変えていないので、総括的な事態ではなく個別的な事態を想定しているので、
 運用としては複雑で非常にやりにくいものになっていると思う。
 
 ただ確実に言えるのは「時刻は自分の力で守りなさい」という論理がこれだけ日本が世界と関わっていて、
 日本の国土だけでは賄いきれないという事、日本を守るのにアメリカの兵士は死んでも、
 日本の自衛隊は知らん顔は出来なくなった。
 当たり前のことだが、日本人も少なからず犠牲を伴う可能性がある。と書くと、自分の息子が親戚が死んでも
 良いというのかという事になるから反対になるわけで、そう聞かれれば私もNOと言うが、代わりにアメリカ人が
 死んでいるんだよ!と言われたら何も言えない。
 
 ごく稀に日本もスイスのように永世中立を唱えればいいんだ!という人がいるが
 スイスがどれだけの軍事費を使い徴兵制をとって国を守っていることを知っているだろうか?
 良い悪いの論議はあるが戦後70年日本はアメリカに守られてきたから平和でいられた。
 どこかの節目で誰かが楔を打たないと、世界の平和どころか日本の平和は失われてしまう。
 
 方法論の不手際は感じるが、本当に自分たちで日本を守るんだ。という議論で政治家たちには考えていただきたい。
 「日本国憲法」がそうだとは言わないが、日本の常識は世界の非常識になっている事もたくさんある。
 これから益々グローバル化が叫ばれる中、日本人がもっともっと日本を知り、日本を好きになってほしい。
 もっともっと誇り高い日本になるにはどうしたら良いか真剣に考える時期だとも言える。
 
 決まったことだから、数の論理で決まったからで終わらせない。これからでもいいからこの法案を理解し、
 それこそ間違った方向に進まないように監視するのが国民の義務であり権利でもあると思う。
 
 
 
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